産直のお客さまからの要望で竹炭パウダーを作ることにしました。竹炭用は5年以上の古い竹を選んで伐りだしてきます。写真ではわかりにくいかも知れませんが、特に節の部分が汚れていますので高圧洗浄機で1本ずつ丁寧に洗い上げます。

 


洗浄機で洗ったら、風通しの良い場所で乾かします。

 


竹が乾いたら一定の長さに切ります。その後、4つ割りや8つ割りなど竹の直径を見ながら割っていきます。

 


竹を割ると中がこのように黒く変色したものや水が貯まっているもの、カビなどが生えたものなどがありますので処分します。

良い竹を選んでから、コンテナに詰めて約1~2ヵ月乾燥させます。コンテナ1つで30kgくらいです。

 


乾燥させた竹を炭化します。炭化については試行錯誤していますので公開ができません。900度くらいの温度で炭化していますが、質量は10分の1くらいの重さになります。出来上がった竹炭はきれいに水洗いをします。

※土の窯で焼くとキンキンと音が出る金属のような仕上がりになりますが、これは空気穴がたくさん開いている竹炭です。

 


水洗いが終わったら、じっくり天日干しをします。乾燥したら、製粉機でパウダーにします。小麦粉程度のパウダーと小粒の2種を製造してみました。

 


この竹炭パウダーは製粉機で小麦粉程度にパウダー化したものです。右の写真はマクロ撮影をしました。ツマヨウジで粒子を比較してください。
指でつまむとほんの少しだけザラザラ感がありますので、食品の添加物としては難しいかもしれません。

 


この竹炭パウダーは小粒にしたものです。小袋などに入れ、冷蔵庫内や食品箱などの脱臭・消臭・調湿・抗菌抑制などに利用できます。