樹木を伝って流れる雨、樹幹流について

樹幹流(じゅかんりゅう)

 伊豆七島の三宅島では、木の幹に藁縄を縛り付け、幹を伝って流れる雨水を受け、竹の樋などで水がめに貯める方式が伝わっている。これは普遍的な方法で、沖縄でも多く見られ、「雨水の樹幹水」といっている。 同じ沖縄でも多少地域によって集水する樹木や導水の素材が異なり、本島の名護市や那覇市郊外では三宅島と同じ藁縄を使っているが、波照間島など多くの島ではクバの葉を利用している(図)。その他、ススキも使われている。

 雨水を集める樹木もフクギやクサラギ、ユスクッギー、イソノキ、桑など多様である。樹木により匂いが異なることから好みにより選んだらしい。

簡単設置でたくさん雨が貯まる

樹木集水ネット雨葉は、昔から利用されてきた取水方法を現代風にデザインしたもので、木にマジックテープで止めるだけで簡単に雨を貯めることができます。
*樹木用・人工支柱(電柱など)・竹用などの商品がありますのでお試しください